言語のインターフェイス・分野別シリーズ1
統語論と言語学諸分野とのインターフェイス
![]() |
![]() |
![]() |
編著者:
中村浩一郎 (編) 土橋善仁 岸本秀樹 毛利史生 中谷健太郎 中村浩一郎 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-1356-0
発売日:
2021年11月22日
定価:
2,970円(税込)(A5・240頁) |
内容
本巻は、「言語のインターフェイス・分野別シリーズ」第1巻である。言語の構造構築を担う理論研究分野である統語論と、音韻論、形態論、意味論、文の運用、情報構造とのインターフェイス(各研究分野間の相互作用)を、理論の歴史的展開から最新の発展や成果も含め、豊富なデータを駆使しながら初学者にも分かりやすく解説することを念頭に置いて書かれた研究書兼概説書である。
目次
第1章 統語論と音韻論のインターフェイス
土橋善仁
1. はじめに
2. 韻律階層と厳密階層仮説
3. 統語構造と韻律領域
4. 統語-音韻写像研究の理論的進展
5. おわりに
第2章 統語論と形態論のインターフェイス
岸本秀樹
1. 統語論と形態論
2. 単文の構造
3. 多重主格構文
4. 名詞編入:軽動詞構文
5. 埋め込み構造:複合動詞構文
6. まとめ
第3章 統語論と意味論のインターフェイス
毛利史生
1. 形式意味論
2. 名詞句のインターフェイス
3. 動詞句のインターフェイス研究
4. 形容詞と程度
第4章 統語論と言語運用のインターフェイス
中谷健太郎
1. はじめに
2. 統語論で説明できない文法現象
3. ガーデンパス理論:最少付加と遅い閉鎖
4. 統語解析への意味論や語用論の影響
5. 作業記憶と文処理
6. 予測処理と統語解析
7. まとめ
第5章 カートグラフィーと情報構造のインターフェイス
中村浩一郎
1. はじめに
2. カートグラフィー(The cartography of syntactic structure)
3. Information Structure,IS
4. おわりに:カートグラフィーとIS とのインターフェイス