最新英語学・言語学シリーズ3
文の構造と格付与
編著者:
加賀信広・西岡宣明・野村益寛・岡崎正男・岡田禎之・田中智之 (監修) 加賀信広 岸本秀樹 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-1403-1
発売日:
2024年9月17日
定価:
3,850円(税込)(A5・232頁) |
内容
生成文法における格理論を踏まえ、主に日本語の文構造の解明を目指している。標準的な格理論の考え方をまとめた「序論」のあと、第I部では、主格主語、対格主語、大主語、属格主語、(非)動作主主語など、各種の主語の構造的な異同について、多くの経験的な議論が展開される。第II部では、日本語の格配列パターンに適合する考え方として依存格が導入され、その考え方の下で、使役文と受動文に対して新たな統語分析が提案される。
目次
序論
第I部 構文と格
第1章 否定極性表現と主語の構造位置
第2章 ECM構文
第3章 所有者上昇構文
第4章 軽動詞構文
第5章 「が/の」交替
第II部 依存格と日本語の節構造
第1章 依存格の考え方と日本語への応用
第2章 日本語使役文
第3章 日本語受動文